小学生の頃、私にとって公園は「全て」だった。
学校から帰りランドセルをおくやいなや公園へ直行したものである。
そしてそこへ行けば必ず仲間がいた。
リーダーのラッキー、デブのデーブ、走るのが速いスピード、冗談のうまいジョーク、頭の良いインテリ、弱虫のチビ、・・・
喧嘩もよくしたが不思議なことに翌日には必ず仲直りしていた。
今思うと当時の私は大人になることなんて全く考えていなかった。
今日が全て、今が全て、それ以外は何も考えられなかった。
ただ仲間たちといるだけで楽しかった。仲間と時間を共有することが楽しかった。
18になり親の反対を押し切り故郷を捨て都会の大学へ、卒業後順当にサラリーマンになった。
現在当時のような仲間はいない。満員電車で自宅と冷たいオフィスを往復する毎日である。
夜一人、バーボンを飲んでいるときにふと思うのは昔の仲間たちのこと。
大人になり皆私のようなさびしい人生をおくっているのだろうか?
今からでもあの頃の自分を再び取り戻せるのだろうか?
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Author:ひまじん